北海道から青森へ

出発準備を済ませ,宿のオーナーさんと話をしつつ朝食を済ませた.そしてオーナーさんに見送られて出発した.フェリー乗り場まではバイクで 5 分もかからないのですぐに着いた.乗車券を買って乗り込み, 1 時間 30 分で大間に着いた.

フェリーターミナルにて.ありがとう北海道. フェリーターミナル

大間から恐山へ

大間からは真っ直ぐに恐山を目指した.前回走った際は雨のためよくわからなかったが,海が青くてきれいだった.海沿いから内陸に入り,恐山への道に入った.山深いうねった道で,走るのがしんどかった.交通量が少なかったのが幸いだった.

恐山

そして,霊場恐山に入った.荒涼とした景観と雰囲気で,まさに霊場といった体である.バイクを停め,入山料を払って中に入ると,そこはこの世のものとは思えない空間だった.地獄と極楽が同居していた.神の悪戯で創られたとしか思えない.とにかく圧倒された.

恐山1 恐山2 恐山3 恐山4 恐山5 恐山6 恐山7 恐山8 恐山9 恐山10 恐山11 恐山12 恐山13 恐山14 恐山15 恐山16 恐山17

青森市へ

一通り恐山を見て回ったところで雨が降ってきた.カッパを着て出発したが,しばらくして土砂降りになり酷い目に遭った.視界は悪いしグローブとブーツは濡れて体温を奪うし散々だった.ただ,雲の位置からして南に行けば雨は降っていないとわかっていたので,ひたすら南下した. 1 時間ほど走り,ようやく雨雲の範囲を抜けて日差しを浴びることができた.そして道の駅よこはまでカッパを拭いたりグローブを乾かしたりしつつ休憩した.また,青森市の格安ホテルを予約した.

それからは青森市までノンストップで走った.道中はずっと風が強くて煽られていたのでかなり疲弊した.そしてホテルにチェックインし,食料を調達し,夕食を済ませ,風呂で身体を温めた.

北海道ではゲストハウス,ライダーハウス,キャンプ場のみで過ごすことができたが,本州に入った途端にホテルを使ってしまった.北海道がいかに旅をしやすい環境だったかを実感している.