日の出前に目覚めて撤収開始.相部屋のライダーさんと挨拶をして出発した.そして道道 106 号線をひたすら北に進む.
オトンルイ風力発電所. 28 基のプロペラが一列に並んでおり壮観.
サロベツの原野は電柱もガードレールもない中に道がずっと延びていた.実に壮大で,かつ荒涼としていた.
こうほねの家
稚内に入ったあたりの PA で休憩した.遊歩道があり,植物の中を歩けるようになっていた.
野寒布岬
それから道道 254 号線に入り,野寒布岬に到着した.
宗谷岬
国道 238 号線に入り,海沿いを走り,ついに宗谷岬に到着した.感慨深い.
しばし休憩した後,岬のそばにある日本最北端のガソリンスタンドで給油した.ここで給油証明書と貝で作られた交通安全のお守りをいただいた.
宗谷丘陵
ガソリンが満タンになったところで宗谷丘陵に入った.最北の地にあるなだらかな丘陵なのだが,ここの景色が圧巻だった.雄大な牧草地の緑,その向こうに見える海の青,風力発電プロペラの白,そして青い空と白い雲,もうとにかく素晴らしい景色だった.私はこの道を走るためにバイクに乗り始めたのだと思った.これまで走ってきたどの道よりも感動した.
エサヌカ線
その後,丘陵を下り,南下し,今度はエサヌカ線に入った.ここは直線道路が素晴らしく,道が空に消えてゆく景色を味わうことができた.
内陸部へ
海沿いばかりを走っていたので,今度は内陸部に入ることにした.ひたすら山道を走り,途中の道の駅ピンネシリで休憩した.ここで奈良のライダーさんと出会い,しばし話を楽しんだ.そしてお互いにいい旅にしましょうと言ってお別れした.
日も落ちてきたため,音威子府のキャンプ場にテントを張った.他にもライダーさんがいたため,挨拶をしたり話をしたりした.そしてセイコーマートで買ったごはんを食べ,キャンプ場横の温泉で汗を流し,星空を眺めながら夜を過ごした.